いくつかの比較的簡単な物理系の振舞いを数値的に調べるということはどういうことか、本書の目的はこういうことを体験してもらうことにある。
数値シミュレーションは現代の科学技術全般に対して欠くことのできない重要なツールになっている。これは、扱う対象が簡単に解析的に解けるようなモデルでは記述できない複雑なものになったからでもあり、また計算機、計算法の長足の進歩がそういった複雑なモデルでも数値的に扱うときにどのような問題が起こり、それをどのように解決していけるのかということを具体的に例題を解きながら示していく。
1章 ことのはじめ
2章 調和振動子(その1)-古典的ルンゲ・クッタと浮動小数点演算
3章 調和振動子(その2)-関数と配列
4章 調和振動子(その3)-クラス
5章 非線形振動ー誤差とその増幅
6章 非線形振動(続き)-シンプレクティック公式
7章 ヘノン_ハイレス系ー準周期軌道
8章 カオスー「正しい解」は求められるか
9章 大自由度系ーカオスのプログラム,プログラムのカオス
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