「アジア映画の勃興とフランス映画の復興」……ゴダールやトリュフォーなど、ヌーヴェル・ヴァーグ全盛のフランス映画に魅了された著者は、やがて香港映画をはじめとするアジア映画にたどり着き、そこに予想を超えた大きな熱いうねりを感じとる。映画は国家がかかえる問題、時代や社会を写し出すもの、としてその背景に迫りながら作品について語る。また、近年復活を見せるフランス映画に、かつて著者自身も魅せられたヌーヴェル・ヴァーグの影響を受けたあらたな才能が頭角をあらわしていること、さらにそこに、勃興するアジア映画との密接な連動を見出す。
【香港映画は二度死ぬ】「リアルなもの」を求めて/フランス・ヌーヴェル・ヴァーグと都市の映画/香港ニュー・ウェイヴに魅せられて/韓国映画と暴力/香港映画の様式性と向日性/植民地支配から中国返還へ/香港映画における「空間」と「時間」/映画が記憶を伝承する/「消失」にあらがう武器として/大陸へなびく香港映画/香港映画は逆襲する/未来都市からのメッセージ
【よみがえるフランス映画】ヌーヴェル・ヴァーグに刺戟を受ける/アジア映画の勃興とフランス映画の復興/香り高いクロード・シャブロルの世界/大御所の安定した仕事ぶり/活躍する外国出身監督/ヌーヴェル・ヴァーグの申し子/リアルなパリの発見/社会を正面から見つめる/『最強のふたり』のヒット/文化多元主義の戦略/希望のイマージュ
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