おもな登場人物
1 マルセイユ──帰港
2 父 と 子
3 カタロニヤ人村
4 陰 謀
5 婚約披露宴
6 検事代理
7 訊 問
8 イフの城砦
9 婚約式の夜
10 チュイルリ宮殿の書斎
11 コルシカの鬼
12 父 と 子
13 百日天下
14 怒れる囚人と狂える囚人
15 三十四号と二十七号
16 イタリアの学者
17 司祭の部屋
18 宝
19 三度目の発作
20 イフ城砦の墓場
21 チブラン島
22 密輸業者たち
23 モンテ・クリスト島
24 歓喜のめまい
25 見知らぬ男
26 ポン・デュ・ガール旅館
27 物 語
28 監獄の記録
29 モレル商会
30 九月五日
31 イタリア──船乗りシンドバッド
32 目 覚 め
33 ローマの山賊
34 ヴァンパ
35 出 現
36 撲 殺 刑
37 ローマの謝肉祭
38 サン・セバスチアンの地下墓地
39 約 束
作品解説
レビュー(21件)
おもしろい
ナポレオンの時代の話なので、歴史的なところで理解が難しいところもあるが、読みやすくおもしろい。
不朽の名作
ちょっと前にユーゴーのレ・ミゼラブルを何十年ぶりかで読み直し、私の中ではレ・ミゼラブルとセットになっている「モンテ・クリスト伯」も読みくなったので購入しました。 徹底した娯楽作品です。今で言うところの超大作ハリウッドムービーと言ったところでしょうか。冒険活劇を読んだ後のような爽快感な読後感があります。こちらの作品もレ・ミゼラブルと同様に根底を支えるのはキリスト教的な思想ですが、デシュマはユーゴーよりは信仰が強くなかったのか、それほど宗教色は強くありません。 複数の伏線が複雑に絡みあって、ラストへとなだれ込む様はさすがデュマとしか言いようがありません。スティーブン・キング並みのストーリーテラーです。 時々、ちょっとやり過ぎの感があって(なにしろハリウッド映画ですから)白けるときがありますが、デュマの持つ圧倒的な筆力によって、すぐに物語の中へと引き戻されます。 大人になってからは小説を読む時間もあまりありませんでしたが、久々に架空の世界に遊ぶ感覚を味わうことができました。 同じようなありえない設定でも、個人的には抑えた表現のレ・ミゼラブルのほうが好きです。こちらの作品は作者の自己顕示欲が全面に出ている感じです。 大人向けの版がないのが残念です。小学校高学年以上でしたら読んで理解することができると思います。