親鸞浄土教の現代的意義を、大乗仏教の根本思想から明確に解き明かした仲野教学待望の集大成。
第10巻 歎異抄講義1
序 講
『歎異抄』を読む基礎
人間の勝手な思いこみ
もろもろの苦を具足した人間
抜苦与楽の慈悲を聞く
『歎異抄』の構造と著者
前序の心
先師口伝の真信
第一章
弥陀の誓願不思議
往生をばとぐる
往生の意味
念仏もうさんとおもいたつこころ
念仏にまさるべき善なき
第二章
関東同行の不審
親鸞におきてはただ念仏して
たとい法然聖人にすかされまいらせて
地獄は一定すみかぞかし
弥陀の本願まことにおわしまさば
第三章
善人なおもて往生をとぐ
本願他力の意趣にそむけり
仏を仏として感じる心
知らされる悪人の自覚
いずれの行にても、生死をはなるることあるべからざる
悪人、もっとも往生の正因なり
どこまでも深まる信心
第四章
慈悲に聖道浄土のかわりめあり
聖道の慈悲、四無量心
浄土の慈悲、念仏
すえとおりたる大慈悲心
第五章
父母の孝養のため
みなもって世々生々の父母兄弟なり
念仏を廻向して父母をもたすけそうらわめ
神通方便をもって、まず有縁を度すべきなり
第六章
親鸞は弟子一人ももたずそうろう
聖光坊の三つのもとどり
つくべき縁あればともない
自然のことわりにあいかなわば
第七章
念仏者は無礙の一道なり
魔界外道も障礙することなし
罪悪も業報を感ずることあたわず
第八章
念仏は行者のために、非行非善なり
ひとえに他力にして、自力をはなれたる
第九章
踊躍歓喜のこころおろそかにそうろうこと
いよいよ往生は一定とおもいたまうべきなり
流転せる苦悩の旧里はすてがたく
往生は決定と存じそうらえ
第十章
念仏には無義をもって義とす
不可称不可説不可思議のゆえに
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