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たとえ、その選択を悔いるとしても バレンタインデーのイベント、水族館での雪の日を経て、自分たちが踏み出すべき一歩を定める八幡たち。 そんな奉仕部に、ある大きな依頼が持ち込まれる。 その依頼に対して、今までとは違ったやり方で取り組むのは、三人にとっては自然な流れのはずだった。 それが、自分たちの求めていることならーー。 たとえ、その選択を悔いるとしても。 時間の流れがいつか自分たちを大人にするのかもしれない、出会いと別れを繰り返して人は成長するのかもしれない。でも、いつだって目の前には「今」しかなくてーー。 雪乃、結衣、八幡。それぞれの想いを胸に抱えながら、各々が選択する「答え」とは。 新たなる青春群像小説、物語は最終章へ。シリーズ12巻。
レビュー(19件)
今までの出来事を振り返るのは3期の布石?
作品自体は相変わらず面白いです。 11巻の続き、葛西臨海公園からです。 奉仕部創設から、今までの出来事を振り返るのはアニメ3期の布石でしょうか? 雪乃の”依頼”が、やがて3人の関係を揺るがせていきます。
高校3年生の息子に♪
凄く面白いからと息子に頼まれ11巻~13巻をまとめ買いしました。 速い配達に送料無料で凄く喜んでいました。 小説を読んでいた息子には驚きましたが本を読む事は凄く良い事だと思うので これからも欲しい本があれば楽天ブックスで購入したいと思います。
読んでみて!
面白い1冊です。 皆さんも読んでみてください。
ちなみにまだ続きます。
原作がすごい間が空きすぎて、前回何やってたっけと浦島太郎状態。 この巻で語られるのは『本物』とはなんなのかということ。馴れ合いではない本物は、それぞれの立ち位置が定められ、お兄ちゃんとしてさらなる結末を楽しむための最後の前の巻。 現状の最新情報としては十三巻、十四巻が同時発売で完結とのこと(2017/9現在)。
原作としては二年三ヶ月ぶり
この作品が大好きなだけに長かった。刊行予定欄に名前が挙がった時は狂喜乱舞もした。それもぬか喜びに終わり、そしてついに出た。 ガガガ文庫10周年を飾る作品といえばやはり俺ガイルしかないでしょう。 ここで異議を唱える人は当然いて、困ったことに譲らず耳を一切傾けない者もいて。 作者の渡航さんは兼業作家なので二年三ヶ月なんて時間を原作に全て注ぐのは不可能。実際は一年も時間を使えていないのではなかろうか。社畜怖い。なんか本のページは8の倍数か16の倍数が基本らしいので今回はあとがきを削ってその分本編の重厚感がヤバい。っべー。 私には計り知れないプレッシャーだと思います。ましてや携わっているのはこの作品だけではなく、そちらにも時間を割きながら。本当にありがたい。 そんなの知らねえよ。早く書けよ。って言ってしまう方もいるでしょう。 作者自身も辛かったと。ガガガが狙って10周年に出したとしか思えない。 でもそれが作家ですし、どの作家も言われていることです。 だけど書けない時は書けないし、締め切りあっても伸ばして書けないまであるんだから、見知らぬ奴がTwitterで書けとかリプ送っても筆が進むわけないんだよぁ……。でも送らないと気が済まないんでしょう。そういう人が少なくなって欲しいなと思って私がレビューに書き込んでしまうように。 SNSではそういう少数派だと願いたい意見が、民意かのようにフィーチャーされがちですがそれらを考えることも時には大切で。とはいってもやりすぎはよくないように、いきすぎた多数決は数の暴力になり、少数意見一つ一つ尊重しだしたらきりがないし、いかなる理由があれど暴言は悪ですが、何気ない言葉、冗談のつもりで言った言葉がその人にとってもどの暴言よりも胸が痛んでしまったりするのです。 今作まさに珠玉の一冊でした。もうね、嗚咽を漏らした。あと13巻まで書いてくれてたら完璧だった。ページ数明らかに多いけれど足りない。 誰かが死んだわけでもないのに、あれだけ涙が出てくるのはとても健気で尊くて、歯痒くてやるせなくて、そして綺麗で美しい。人の気持ち、心、絆、彼ら彼女らの行動に心打たれる俺ガイル。 最後にわたりんを傷つけたところで、最後になりますが今はただわたりん休んでね。いい次巻待つわ。それと、関連書籍&シリーズ累計700万部突破おめでとうございます。これからも躍進し続けてください