「徳川家康」みたいになれなかった男がこんなにいた!
大河ドラマ「どうする家康」も面白くなる1冊。
人望、血統、派閥、讒言、不運、誤算…
組織に生きる現代人にも役立つ歴史の教訓。
武家の最高位「征夷大将軍」の座を逃した歴史人物に学ぶ
大河ドラマ時代考証で有名な著者による異色の人物日本史。
【主な登場人物】
◎源頼朝に警戒され源氏第三勢力に甘んじた「武田信義」
◎梶原景時から将軍に推されたが釈明もせずに逐電した「武田有義」
◎四代将軍への野心を疑われるも拒んだ「鎌倉法印貞暁」
◎比企氏と運命をともにさせられた幻の鎌倉三代将軍「一幡」
◎打倒北条氏を目論む三浦氏の甘言に乗り実朝殺害した「公暁」
◎二度も将軍に擁されるも北条氏打倒を果たせず自害した「栄実」
◎頼家の血統を根絶やしにする北条氏の犠牲になった「禅暁」
◎北条時政が将軍に擁するも殺害された頼朝の猶子「平賀朝雅」
◎源氏の血統を主張して実朝後の将軍を狙って挙兵した「阿野時元」
◎将軍位を求めずとも強力な権力で執権として君臨した「北条義時」
◎後鳥羽上皇に突如、誅殺された摂津源氏の嫡流「源頼茂」
◎義時の継室・伊賀の方が将軍にしようとした娘婿「一条実雅」
◎反幕府の後鳥羽上皇が四代将軍にさせなかった親王「頼仁親王」
ほか室町時代、江戸時代の人物も登場
ーー第1章から「北条義時」より抜粋
義時が公暁の暴挙を事前に知っていたとするのは当然だが、それを実朝に知らせていないことで、義時が首謀者で義村に実朝を殺させたという説もある。
義時は源氏の血を継ぐ者を次々と粛清していき、承久三年の承久の乱で後鳥羽上皇の野望も挫いて最高権力者になった。
征夷大将軍には源氏でないとなれないとされたり、北条氏は出自の低さから、将軍になることができないともされるが、この時点で、平氏の義時が征夷大将軍になっても、反対する者はいなかっただろうと思われる。
だが義時は、源氏から政権を簒奪したという汚名を避け、京から摂家将軍や皇族将軍を迎えて傀儡とすることで、すでに実質的な征夷大将軍になっていた。
序 章 本能寺の変後、明智光秀はなぜ“三日天下"で終わったのか?
ーー将軍のなり損ないから学ぶ「人と組織」の教訓
第1章 武家社会の棟梁“将軍"になり損ねた平安末期・鎌倉時代の人物
「武田信義」「武田有義」「貞暁」「公暁」「北条義時」etc
第2章 群雄割拠の乱世に“将軍"になり損ねた室町・戦国時代の人物
「新田義貞」「足利義嗣」「足利持氏」「三好長慶」「豊臣秀吉」etc
第3章 太平の世に“将軍"になり損ねた江戸時代の人物
「結城秀康」「伊達政宗」「徳川忠長」「徳川頼宣」「田安宗武」「松平定信」etc
第4章 “将軍に替わるトップ"になり損ねた幕末維新期の人物
「徳川慶喜」「徳川昭武」「榎本武揚」etc
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