近年、わが国では子どもの肥満が急増しており、生活習慣病などの原因としてその予防が叫ばれているが、心理学では子どもの肥満に関する本格的な研究がなされてこなかったといえる。本書は、発達臨床心理学的な観点から幼児肥満について考察をおこなった最新の研究成果である。子どもの肥満に関する文献研究/乳幼児の身体発育と幼児肥満に影響を与える要因に関する調査研究/総合的考察、という三部構成にもとづいて、子どもの肥満に対して丹念な考察が加えられており、臨床現場において対応をすすめるうえで、有益な示唆を与えてくれる。子どもの肥満について数々の貴重な情報を提供する本書は、心理学の研究者・臨床家・学生はもちろん医師・看護婦・栄養士・保育士にも最適の書である。
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