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「ボクは昔、一生海を見ることなく過ごすのかと思っていたよ、エルメス」キノが感慨深げにそう言うと、エルメスと呼ばれたモトラドが、軽い口調で返す。「まあ、この世界に住む、ほとんどの人がそうじゃない?」「そうだね。城壁の外に出る人の方が少ない。それは、旅をしてよく分かった」「もっとみんな、城壁の外に出て行けばいいのにねえ。この世界の人間は、どうも“ひきこもり”がちだよ」「“この世界”ってことは……、エルメスは、別の世界を知ってるのかい?」「さあ? そんなの、あるの?」「聞いたのはボクなんだが……。まあいいや。--」(「死人達の国」)他全10話収録。
レビュー(76件)
はじめ、アニメで少し観ました。(親)それぞれの国によって価値観が大きく変わる世界観に、これから価値観が形成される子供に文庫を紹介しました。早速読み始め、学校の朝読書に持って行くようになりました。帰宅時、手に持っているので、どういうカゼのふきまわしかと、訪ねると、先が気になるので、電車でも読んでいたそうです。一ヶ月ちょっとで21巻まで読みました。最新巻が出るの待ってます。
キノの旅 16
キノの旅(16) [ 時雨沢恵一 ] 557円 短編1話完結型ファンタジー。 口絵二話、プロローグ、第一話から第四話、エピローグ、フォトの日々二話。10章 キノ、エルメス、シズ、陸、ティー、師匠、相棒、フォト、ソウ、登場。 ひらがなだけのあとがき。 2013年11月04日18時33分発注 2013年11月06日10時38分商品、分割発送2、クロネコ宅急便にて到着。 2013年11月07日読破。 著者:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白。電撃文庫。文庫本。 240ページ(除く5ページのあとがき)。530円税別。新書。 2012年10月10日初版。前巻から12ヶ月で次巻発行。 [受注番号] 213310-20131104-090364334
お師匠様の話は、相変わらず面白いですね。 今回は、フォトとソウの物語も収録されていて、楽しめます。
キノの旅は大好きです。 短編で1話完結なので どこから読んでもいいし、読みやすい。 小説苦手な人にも漫画みたいな感じで 読めてオススメです。
内容は良かったと思う。でも、初期のころの作品に比べると微妙でした。