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天才的な智略によって、信濃の国を平定した信玄の野望は、あくまでも京都に上って天下に号令することである。同じ野望の今川義元がまず上洛の軍を起すが、桶狭間の戦いで織田信長にはばまれる。信玄を牽制するのは越後の上杉謙信である。信玄はいまや謙信と宿命の対決を迎えようとしている。著者会心の歴史小説第二巻。
天才的な智略によって、信濃の国を平定した信玄の野望は、あくまでも京都に上って天下に号令することである。同じ野望の今川義元がまず上洛の軍を起すが、桶狭間の戦いで織田信長にはばまれる。信玄を牽制するのは越後の上杉謙信である。信玄はいまや謙信と宿命の対決を迎えようとしている。著者会心の歴史小説第二巻。
レビュー(21件)
読みやすい。
村上義清撃破後から、山本勘助が討ち死にする川中島の戦いまでが描かれています。
林の巻では、甲相駿の三国同盟、桶狭間の合戦、そして川中島合戦が丹念に描かれている。特にハイライトの川中島合戦はものすごい迫力で描かれていて、ひたすら興奮した。読めば読むほど壮絶な戦いで、双方とも一歩も引かない意地の総力戦はとにかく読み応えがあった。なお、この一戦を機に、軍紀を乱した嫡男・義信と信玄の溝は深まっていく。
この巻は川中島の戦いがメインだと思います。どちらが勝っても不思議ではない手に汗握るスリリングな展開。以前読んではいるのですが、何度読んでもその場に自分がいるような臨場感を覚えます。
やっと見つけた・・
本屋で2巻目以降がなかなか見つからず困っていた・・こうゆう時に便利ですね。 武田信玄、知らなかった一面を発見できたようで、おもしろく読めた。満足。
信玄の幼少期から晩年に至るまでの考え方・葛藤が良く描写されています。 特に兵法においては、それぞれの城に合った・相手大将との心理戦が良く表現されておりついつい時間を忘れてしまうくらい(電車を乗り過ごしてしまった)楽しめました。