『源氏物語』に「物語の出で来はじめの祖なる竹取の翁」と評された現存最古の物語。竹の中から生まれて翁に育てられた美少女かぐや姫は、5人の求婚者に難題を出す。「蓬ライの珠の枝」「火鼠の皮衣」などを要求された求婚者は誰も難題をクリアできずに退けられ、天皇の求婚も拒絶された。満月の夜、かぐや姫は月の世界へ帰っていく。最新の研究成果による校注と、読みやすい現代語訳を付した文庫版の決定版。資料・索引付き。
凡例
本文(現代語訳)
一 かぐや姫の生ひ立ち
二 貴公子たちの求婚
三 五つの難題──仏の御石の鉢
四 蓬ライの珠の枝
五 火鼠の皮衣
六 竜の頸の珠
七 燕の子安貝
八 御狩のみゆき
九 天の羽衣
十 富士の煙
補注
解説
一 物語文学の誕生
二 構成と内容
三 成立の問題
四 表現の新しい試み
五 伝承性と想像力
六 かぐや姫の人間化
七 心の乱れ=文脈の乱れ
八 作者をめぐって
九 本文と底本
参考文献
一 関係資料
二 研究文献目録抄
レビュー(8件)
字の大きさも良く、とても読みやすい本で、気に入りました。
古文
竹取物語の原文です。装丁がきれいなところと、解説が比較的最近の研究成果に基づいているところがよいと思います。
教育
絵本で見ることが多いですが、やはり文字だけの本で読むべきです。息子の賢さもこれから身に付くでしょう。
2007年4月現在、岩波版が青空文庫で作業中です。 同社のビギナーズ・クラシック・シリーズでも刊行されている古典の新訳。