アイザック・ニュートンが明らかにした「万有引力の法則」は宇宙と天体の運動を解明する手がかりをあたえてくれました。観測技術が発展した今では, 138億光年のかなたまで宇宙を見渡せるまでになっています。
著者の東京大学名誉教授の祖父江義明先生の案内で,天文学で使う単位や法則,さまざまな天文現象を紹介しながら,地球を出発して宇宙全体までを高校数学による計算でめぐります。天体までの距離や銀河の回転運動,宇宙の質量などの具体的な数値を求めていくことで,宇宙の全体像を実感をもって理解していただける内容になっています。
本書は,2019年に刊行された別冊『数学でわかる宇宙』の増補改訂版です。最新観測結果なども加えた,充実の一冊となっています。ぜひご覧ください。
プロローグ
宇宙の全体像
1 太陽系
地球の半径
月までの距離
地球の質量
月の質量
太陽までの距離と半径
太陽の質量
太陽の光度と温度
太陽の寿命
惑星の軌道半径
惑星の温度,ハビタブルゾーン
太陽系の果て
2 星と星間空間
恒星とHR図
星の等級と距離
近い星までの距離
遠い星までの距離
星の質量
星団までの距離
星の数
星の質量関数と光度関数
ブラックホールの半径
3 星間物質と星形成
星間物質
星の形成
さまざまな不安定性
天体の波動現象
電離水素領域
星の一生と超新星
超新星の残骸
衝撃波
4 銀河系
天の川の姿
銀河系中心までの距離
銀河系の質量
ダークマターの質量
銀河系の地図をえがく
銀河中心の活動と爆発発
銀河中心のブラックホール
銀河系の磁場
5 銀河
銀河の形態分類
銀河の距離
銀河団の距離
アンドロメダ銀河の質量
渦状腕
スターバースト
宇宙ジェット
銀河と星の最小質量
銀河団の質量
6 宇宙
巨大ブラックホールの半径
ブラックホールのエネルギー
宇宙全体の半径と体積
宇宙の質量
宇宙の年齢
動的な宇宙
宇宙を振り返ってみよう
エピローグ
天文学は究極の歴史である
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