交際相手の男性達を殺害したとされる被疑者女性を取材するうちに影響を受けていく女性記者と、その周囲の人々の心の軌跡を描いた物語。大学を中退して富裕な男性達と付き合っていた被疑者女性の嫌いなものは、マーガリンとフェミニスト。マーガリンはともかく、フェミニストが嫌いというのは・・・。半世紀前なら、大学を中退し就業もしていない女性は見合い結婚させられていた可能性が高いが、フェミニスト達が先頭に立ち「結婚だけが女の幸せではない」というふうに人々の意識を変えて来たわけです。そういった経緯を無視し、男尊女卑的な男性達に加勢してフェミニストを攻撃する図式は、見ていて気持ちのよいものではありませんね。色々と考えさせられるストーリーでした。,個人的には、あまり好きではない小説。 容疑者の梶井真奈子が本当に犯人なのかとか、真奈子に入れ込んだことによる精神的苦痛が真奈子に言われた言葉でなりえるのかとかが読んでいても伝わってこないので、もやもやする。「本屋さんのダイアナ」のほうが、すっきりした。 ただ、バターを使った料理やレストランの料理は、描写がリアルで、引き込まれる。,どんどん引き込まれ、読むのがとても楽しかったです。,ちょっと裏表紙に折れやシワが目立ちました! そんなに読み返すことないと思うのでこちらの商品で問題ないですが気をつけて対応してほしいです。,ずっと文庫が出るのを待ってました! 実際にあった首都圏連続不審死事件をモチーフに書かれた作品。 心理描写がとても繊細で、どんどん引き込まれてしまいました。
レビュー(729件)
交際相手の男性達を殺害したとされる被疑者女性を取材するうちに影響を受けていく女性記者と、その周囲の人々の心の軌跡を描いた物語。大学を中退して富裕な男性達と付き合っていた被疑者女性の嫌いなものは、マーガリンとフェミニスト。マーガリンはともかく、フェミニストが嫌いというのは・・・。半世紀前なら、大学を中退し就業もしていない女性は見合い結婚させられていた可能性が高いが、フェミニスト達が先頭に立ち「結婚だけが女の幸せではない」というふうに人々の意識を変えて来たわけです。そういった経緯を無視し、男尊女卑的な男性達に加勢してフェミニストを攻撃する図式は、見ていて気持ちのよいものではありませんね。色々と考えさせられるストーリーでした。
個人的には、あまり好きではない小説。 容疑者の梶井真奈子が本当に犯人なのかとか、真奈子に入れ込んだことによる精神的苦痛が真奈子に言われた言葉でなりえるのかとかが読んでいても伝わってこないので、もやもやする。「本屋さんのダイアナ」のほうが、すっきりした。 ただ、バターを使った料理やレストランの料理は、描写がリアルで、引き込まれる。
どんどん引き込まれ、読むのがとても楽しかったです。
裏表紙に折れとシワ
ちょっと裏表紙に折れやシワが目立ちました! そんなに読み返すことないと思うのでこちらの商品で問題ないですが気をつけて対応してほしいです。
読み応えあり
ずっと文庫が出るのを待ってました! 実際にあった首都圏連続不審死事件をモチーフに書かれた作品。 心理描写がとても繊細で、どんどん引き込まれてしまいました。