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遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げた。この奇跡の稲をもたらし、香りで万象を知るという活神〈香君〉の庇護のもと、帝国は発展を続けてきたが、あるとき、オアレ稲に虫害が発生してしまう。 時を同じくして、ひとりの少女が帝都にやってきた。人並外れた嗅覚をもつ少女アイシャは、やがて、オアレ稲に秘められた謎と向き合っていくことになる。 『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』の著者による新たなる代表作の誕生です。 序章 青い花 第一章 出会い 一、リタラン 二、香りのない毒 三、凍草 四、香りの声 五、オアレ稲 六、青香草を抱く者 第二章 オリエ 一、香君宮 二、オリエ 三、肥料の秘密 四、月下の人影 五、オリエとアイシャ 六、隠し部屋 七、オリエとマシュウ 第三章 異郷から来た者 一、山荘の日々 二、雪オミの木 三、西の畑 四、露見 五、朝食 六、『旅記』 七、母たちの来し方 八、皇祖が来た道 九、喜びと悲嘆の稲 十、夕暮れの風 十一、香君の〈世界〉 第四章 オゴダの秘密 一、オオヨマ 二、〈祈願の鳩〉の占い師 三、略取 四、追跡 五、生け捕り 六、オゴダ藩王母
レビュー(205件)
精霊の守り人シリーズのファンなので。楽しみに購入しました。カバーがかわいくて良いです。
国の在り方まで考えさせる壮大さは、さすがの上橋ファンタジー。
知り合いから教えてもらい読み始めました。最初は、背景や登場人物の名前がなかなか入ってこなくて進みづらかったのですが、それは本当に最初だけ!どんどん引き込まれていきます。
新作が出たのに気づかず、出遅れましたが、読むのが楽しみです。
母からの
母からのリクエストで買いました。喜んでいます。