同じ目線で語られる人生ー。
飲酒をする人であれば、誰でもなる可能性があるアルコール依存症。治癒が難しく、社会復帰にも多くの困難が待ち構えるこの病気は、いかにして生じるのか。
本書は、アルコール依存症患者の自立を支援する施設である「いばしょ」に集う人々の中に秘められた記憶を、文字という形で整理し、病気の根源となるものを見つけようと試みた作品である。
アルコール依存症と、その患者の現実を知るための貴重な一書。
[目次]
『いばしょ』とは
『いばしょ』ができるまでの記
「知りたがりやん」の旅の始まり
1.所長の幸子さん
2.幸子さん入院!
3.副担のまさ子さん
4.サブ担のゆう子さん
5.冬でも短パンツの京一
6.真っすぐ過ぎる富郎
7.素直になってきた健
8.起きてイルのに眠ってイル忠彦
9.まだまだ甘えていたかった匡
10.見かけによらず真面目な孝二
11.棘とげしさが無くなってきた睦子
12.もう少しで心が開きそうな正則
13.ほんの少し自分が見えてきた真代
14.ドっぷり鬱から抜け出した昭男
15.まだまだ母親になり切れないけい子
16.嵐が過ぎて静かな老後を迎えている靖枝さん
あとがき
登場人物の感想
「知りたがりやん」の旅の終わりに
本書に寄せて
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