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シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。 強靭な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。 一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。 これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。 それはこの国の滅亡を意味する。が、要塞は依然として陥ちない。 スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送! (2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回) 出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
レビュー(236件)
一般教養として基本となる一冊。時代背景を考えながら自身の考え方を見直せる物語ですね
司馬遼太郎
第5巻は203高地攻防の完結、せまりくるバルチック艦隊の様子をはさみながら旅順要塞の陥落が描かれています。4、5巻を通じては児玉という天才軍略家の活躍ぶりが一番印象的でした。この人がいなかったら旅順要塞は撃破できず、日露戦争の結果は違っていたかもしれません。 当時の世界の見方もそうであったように、端的には、ロシアは皇帝独裁の専制君主国家であり、日本は立憲君主国家となっていて民主化されていたから、たとえ強力な軍隊を持っていたとしてもロシアは結果的には負けるべくして負けたのであるということもこの小説の全体にわたり様々な観点から分析内容も描かれています。 日英同盟のもとイギリスの妨害にあい、バルチック艦隊は途中、満足な港に寄港することもままならず石炭の調達にも難儀するありさまで、また、たとえ戦艦は日本より優れていてもそれを使いこなす船員の習熟度が不十分であり、その後の日露戦争のクライマックス日本海海戦では疲労困憊の上、兵の質(訓練度)も日本より劣っていたのであるということも知ることができました。
気づけば読書
前々から興味があったので購入しました。少しずつ読み進めるつもりです。
夫へのプレゼント。読みやすいようで続きもせがまれました。
どんどん読んでます。
旦那に頼まれて、購入。 どんどん読み進めているようです! 私は、サスペンスやミステリーが好きなんで 面白さは分かりませんが…。