労働者解放の思想
日本のプロレタリア文学は、大正10年、小牧近江・金子洋文らによって創刊された『種蒔く人』を源流とし、『文芸戦線』へと引き継がれ、葉山嘉樹・里村欣三・鶴田知也らが活躍する。
プロレタリア文学は、資本主義社会の機構である搾取をなくすのを目的としている。そのために「労働者の解放」と「未来の社会建設」へと導く光を数多くの人々のもとに届ける役割をもっている。いつの時代でも、現代に生きる人々の希望の文学である。(「編集後記」より)
はじめにー「労農派」とプロレタリア文学
第1部 時代を生きた『種蒔く人』『文芸戦線』のひとびと
1 小牧近江
2 金子洋文
3 今野賢三
4 沼田流人
5 葉山嘉樹
6 里村欣三
7 伊藤永之介
8 鶴田知也
9 長野兼一郎
10 広野八郎
11 高橋辰二
第2部 時代の証言
新資料:小林多喜二が小牧近江に宛てた葉書
13 シベリア出兵と黒島伝治
14 映画「ある女工記」を観る視点ー葉山嘉樹『淫売婦』と宮澤賢治『注文の多い料理店』
第3部 粘り強く生きるひとびと
15 「独立作家クラブ」のこと
16 柳瀬正夢
おわりにープロレタリア文学の過去・現在・未来
編集後記
カバー絵 広野 司
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