笑える。エンディングが、ちょっと納得できないが、見るべき映画でしょうね。,非常にシュールな、一人の男のブチ切れした行動を淡々と追っていくような、そんな不思議な感覚が味わえる一品。それと共に、世の中のちょっとした時に感じるムカつきやイラつきを痛快にぶっ飛ばしていく主人公の異常行動(+奇妙な強運)に、なぜか応援すらしたくなっていく、捕まらずにこのままどこまでも、とすら思ってしまう共感と傍観性による興味が最後の瞬間まで持続するスリリングさがある、ともかくも表現するのが難しい不思議なドラマ。 アカデミー俳優マイケル・ダグラスの、徐々にタガが外れていく無軌道ぶりと、ある意味では一貫性を持った行動論理の異常男っぷりが楽しい。段々と強力な武器(?)を手に入れていき、強さが増していくようなRPG的な要素もありw その対となる引退当日のベテラン老刑事(名優ロバート・デュバル)と若い女刑事のコンビが、この世界の少し歪んでいっている感覚や変化を正常な状態に戻そうとするアクセントとなっていて、彼らが徐々にDフェンス(主人公)へ迫っていく描写の面白さ。さすが職人監督ジョエル・シュマッチャーの手腕が見事。 観終えた後、何かは分からない感慨のようなものがしばらくずっと胸に残るような、そんな作品です。,世間の常識は個人の非常識、個人の常識は世間の非常識。多数が幸せになるなら、少数は排除される。少数が幸せになる為には?主張する限りは自由だが、実力(武力)行使すれば潰される。社会に不満のない人はいないが、どこかで折り合いを付けないと生きれない。暴走の果てに主人公が選んだ折り合いとは・・・,タイトルのフォーリング・ダウンとはどういう意味なのでしょう? 劇中「ロンドン橋落ちた」(原題:London bridge is Falling Down)が使われていることから来ているのでしょうか。辞書で調べてみると、fall downに「しくじる」とか「へまをする」という意味がありました。腑に落ちるところもありました。 夏の暑い中、車の渋滞に捕まったところから始まります。ナンバープレートに「D-fense(ディフェンス)」と書かれていたことから、主人公はビル・フォスターという名前ですが、D-フェンスと呼ばれます。イライラがついに爆発し、「家に帰る」と云って車を乗り捨てます。コンビニで両替を頼むも断られ店を破壊したり、強盗を撃退したりするうちにわらしべ長者のごとく武器がレベルアップしていきます。ハンバーガー店での見本と実物の違いだったり、予算消費のための道路工事だったり、フォスターの指摘は的確で共感できるところもあるのですが、彼の行動は基本的に理不尽なため、感情移入ができませんでした。工事現場をロケットランチャーで破壊する場面はスカッと気持ちいいのですがね。
レビュー(4件)
笑える。エンディングが、ちょっと納得できないが、見るべき映画でしょうね。
シュール
非常にシュールな、一人の男のブチ切れした行動を淡々と追っていくような、そんな不思議な感覚が味わえる一品。それと共に、世の中のちょっとした時に感じるムカつきやイラつきを痛快にぶっ飛ばしていく主人公の異常行動(+奇妙な強運)に、なぜか応援すらしたくなっていく、捕まらずにこのままどこまでも、とすら思ってしまう共感と傍観性による興味が最後の瞬間まで持続するスリリングさがある、ともかくも表現するのが難しい不思議なドラマ。 アカデミー俳優マイケル・ダグラスの、徐々にタガが外れていく無軌道ぶりと、ある意味では一貫性を持った行動論理の異常男っぷりが楽しい。段々と強力な武器(?)を手に入れていき、強さが増していくようなRPG的な要素もありw その対となる引退当日のベテラン老刑事(名優ロバート・デュバル)と若い女刑事のコンビが、この世界の少し歪んでいっている感覚や変化を正常な状態に戻そうとするアクセントとなっていて、彼らが徐々にDフェンス(主人公)へ迫っていく描写の面白さ。さすが職人監督ジョエル・シュマッチャーの手腕が見事。 観終えた後、何かは分からない感慨のようなものがしばらくずっと胸に残るような、そんな作品です。
世間の常識は個人の非常識、個人の常識は世間の非常識。多数が幸せになるなら、少数は排除される。少数が幸せになる為には?主張する限りは自由だが、実力(武力)行使すれば潰される。社会に不満のない人はいないが、どこかで折り合いを付けないと生きれない。暴走の果てに主人公が選んだ折り合いとは・・・
個人的には・・・。
タイトルのフォーリング・ダウンとはどういう意味なのでしょう? 劇中「ロンドン橋落ちた」(原題:London bridge is Falling Down)が使われていることから来ているのでしょうか。辞書で調べてみると、fall downに「しくじる」とか「へまをする」という意味がありました。腑に落ちるところもありました。 夏の暑い中、車の渋滞に捕まったところから始まります。ナンバープレートに「D-fense(ディフェンス)」と書かれていたことから、主人公はビル・フォスターという名前ですが、D-フェンスと呼ばれます。イライラがついに爆発し、「家に帰る」と云って車を乗り捨てます。コンビニで両替を頼むも断られ店を破壊したり、強盗を撃退したりするうちにわらしべ長者のごとく武器がレベルアップしていきます。ハンバーガー店での見本と実物の違いだったり、予算消費のための道路工事だったり、フォスターの指摘は的確で共感できるところもあるのですが、彼の行動は基本的に理不尽なため、感情移入ができませんでした。工事現場をロケットランチャーで破壊する場面はスカッと気持ちいいのですがね。