特定の栄養が摂取できるものではない嗜好品を,人びとはなぜ好むのであろうか.コーヒー,茶,スイーツ,酒,たばこといった嗜好品が,社会のなかでどのような役割をはたしているのかを,量的データと質的データをもとにした「混合研究」の手法を用いて解明する.
序 章 嗜好品の社会学の理論と方法(小林 盾)
第1部 嗜好品の規定メカニズム
1章 アンバランスによる世界の再魔術化ーー日本人の嗜好品摂取(小林 盾)
2章 嗜好品への文化的オムニボア仮説の適用ーー嗜好品と社会階層(橋爪裕人)
3章 脱文化的卓越ーー嗜好品とジェンダー,自己(今田高俊)
4章 主婦規範と女性のネットワークーー嗜好品としてのサプリメント(谷本奈穂)
コラム1 嗜好品という言葉の誕生(團 康晃)
第2部 嗜好品の社会的役割
5章 こだわりが結ぶサポートネットワークーー嗜好品とソーシャルキャピタル(大崎裕子)
6章 必要ないものの必要性ーー嗜好品からみる近代社会(赤堀三郎)
7章 多様化と個性化,オーダーメイドの案内人ーー嗜好品とウェルビーイング(金井雅之)
8章 スイーツの力,思い出の月命日ーー嗜好品と豊かさ(小林 盾)
コラム2 嗜好品に関する心理学研究の潮流(横光健吾)
The Sociology of SHIKOHIN:
Statistical and Interview Approaches
Jun KOBAYASHI, Editor
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