本書は、大学初年次の学生を対象に力学の基礎をExcelを用いてやさしく解説した半期用のテキストである。高校であまり微分積分を学んでいない学生を想定し、物理の難しい理論の展開ではなく、Excelを利用することで実験データから力学の法則を自ら導くことができるように工夫して書かれている。例えば、落体の位置情報から、重力の大きさが一定であるという結果を得たり、円運動をするボールの位置情報から、一定の力が常に円の中心に向かっていることを求めることができる。また、各章末には重要事項をまとめ、自ら発見した法則を確認することができる。さらに、演習問題にはExcelを用いて解くことができる問題を多数掲載し、詳しい解答を付してあるので、発見的方法により理解が深められるよう教育的な配慮がなされている。
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