「ジオマンシー」とは「土占い」のことです。その誕生は古く、9世紀頃のアラビア半島とされています。
「土」という言葉が示すように、そもそもの占い方が大地を棒で突き、または大地に線を引くか石を撒くなどして線(=シンボル)を描き、その結果をもって運勢や吉凶を判断するというものです。
ジオマンシー占いは、その手軽さと的中率の高さから中世やルネッサンス期にヨーロッパで大流行を遂げました。庶民も貴族もみな楽しんだといわれています。あのナポレオンも愛好していたようです。
本書ではそのような歴史と人々に愛されてきたジオマンシーを徹底的にわかるやすく解説したものです。
なお、底本は『秘密のジオマンシー占い』(学研、2013年)ですが、本書では大幅に加筆修正をしております。
第1章では「ジオマンシーとは何か」として、歴史や概略、何故「当たるのか?」を紹介しております。続く第2章では実際の占い方の解説です。紙に無意識に点を4列打ち、そこからドットを作り、16種類のシンボルを導き出す基本的は手順と、さざれ石やコイン、ダイスなどさまざまな手法を紹介しています。
第3章では基本となる16のシンボルを象意から全体運、恋愛運、金運、仕事運などの各項目別に解説。さらに、対になるシンボルも組み合わせとして紹介しておりますので、初めての人もイメージがつきやすくなるでしょう。
本書後半は応用編です。第4章は「シールドチャート」を紹介します。シールドチャートとは、一つのシンボルだけではなく15のシンボルを作り、それらを総合的に判断する占術です。本章ではシールドチャートで出された128パターンについても網羅しておりますので安心して占えます。
続く第5章ではジオマンシーのシンボルを護符として活用する方法を紹介。大地からメッセージを得るジオマンシーのシンボルにはそれ自体に霊的な力が宿るとされています。願い別によってどの護符を使えばいいかがわかります。
最後はケーススタディとQ&Aです。多くの人が初めて触れるジオマンシーですが、その悩みを丁寧に解きほぐしていきます。また、本書巻末にはオリジナルの記入用紙も掲載しておりますので、本書とペンがあればすぐに始められます。紙とペンを手に、ぜひ、あなたも無意識からのメッセージ、大地からの神託を受けてください。
レビュー(4件)
これはホントにバーゲン本でも本屋で見たら買わない。
占法はとてもシンプル。紙とペンがあればすぐに占うことができ、イエスノーをはっきり出してくれます。更にシールドチャートなるもので占えば、複雑な問題も読み解くことができるそう。私はまだそこまでは至っていませんが、奥深い世界にハマってしまいそうです。
ボリュームあり
再販本とのことでした。丁寧かつ真摯な解説だと思います。 占法そのものは単純ですが、それだけにきちんと読む力は要ると思いました。
古代から続く、人間の占い好き。それは未来を見通せない不安からくるものと、今の自分を肯定してもらう(否定もまた肯定の一つの形ですね)ためのもの。このため毎年新しい占いが現れます。しかし新しいからと言って新開発というわけではありません。今年注目は、このジオマンシー。以前刊行されたもののパワーアップ版ですが、たいへん歴史のある、非常に地力の強いものだと感じました。大地と天空とが人間の心につながってくるようにも思います。著者の高橋桐矢さんは、占い師と児童文学作家の2つの顔をもたれておられるようですが、どちらも人の心に優しく寄り添わねばならないものですね。背中をそっと押してもらえる、そんな心持ちにもなりました。