私は東大生の将来をダメにした勘違い女なの?
深夜のマンションで起こった東大生5人による強制わいせつ事件。非難されたのはなぜか被害者の女子大生だった。
現実に起こった事件に着想を得た衝撃の書き下ろし「非さわやか100%青春小説」!
横浜市郊外のごくふつうの家庭で育った神立美咲は女子大に進学する。渋谷区広尾の申し分のない環境で育った竹内つばさは、東京大学理科1類に進学した。横浜のオクフェスの夜、ふたりが出会い、ひと目で恋に落ちたはずだった。しかし、人々の妬み、劣等感、格差意識が交錯し、東大生5人によるおぞましい事件につながってゆく。
被害者の美咲がなぜ、「前途ある東大生より、バカ大学のおまえが逮捕されたほうが日本に有益」「この女、被害者がじゃなくて、自称被害者です。尻軽の勘違い女です」とまで、ネットで叩かれなければならなかったのか。
「わいせつ事件」の背景に隠された、学歴格差、スクールカースト、男女のコンプレックス、理系VS文系……。内なる日本人の差別意識をえぐり、とことん切なくて胸が苦しくなる「事実を越えた真実」。すべての東大関係者と、東大生や東大OBOGによって嫌な思いをした人々に。娘や息子を悲惨な事件から守りたいすべての保護者に。スクールカーストに苦しんだことがある人に。恋人ができなくて悩む女性と男性に。
この作品は彼女と彼らの物語であると同時に、私たちの物語です。
レビュー(265件)
いつもと違った!
いつも楽天ブックスで本を頼むと ポストに押し込まれて、ひどい状態ですが 今回は違った! 梱包も箱に入っていて郵便局員さんが 玄関先で直接、手渡してくれました。 大変嬉しかったです。
加害者に何が足りないのか?
セクハラや#MeTooなどに関心があるので読んでみました。東大ブランドが好きな女と、好きになったのがたまたま東大生という女という命題で、加害者が、あまり東大生でなくてはならない必然性が感じなかった。加害者は男という獣であり、東大生も獣の一面があるのが普遍的な真理だ。偏差値は低くてもヒロインのほうが高尚であり、真がある。加害者に何が足りないのか?切実な人生観や人間を見る心など、読んで考えてみてください。
ブランド
東京の水谷女子大に通う神立美咲は、東大生の竹内つばさと付き合うようになる。しかし、これが悲劇の始まりで……東大生5人による強制ワイセツ事件をヒントにした長編。東大生が加害者ではなく、偏差値が低い女子大生がノコノコ男たちのマンションについていった、東大生の将来を葬った悪女。そんなネット的な視点もアリで書かれている。「東大」は、やはりブランドなのだろうし、特別な存在。だから弁護士も含めてエリートには”庶民”の気持ちは分からない。お茶、東女、ポン女、津田は相手として兎も角、日藝放送学科の美女は顔とスタイルだけで飽きたら終わり、など各大学の特徴をうまく捉えていて面白い。ただ一つ、姫野氏の母校・青学が出てこないのは遠慮か愛校心か?いずれにしろ、傑作。
手際よく、発送していただき助かりました。 これからゆっくりと読ませて頂きます。
本当にこんなテンプレが???
一気に読み終わりました。あまりにわけのわからない世界に唖然と するばかりです。 特に加害者となる東大生。映画やドラマのテンプレートのようなその 思想はあまりにも気持ち悪く。。。ここまで性欲って歪むのかと茫然 とします。この歪み方が読んでもらわないとなんとも表現できません。 さらに読むことで、ミソジニーが如何に醸成されるかがよくわかりま す。このミソジニーがあまりにも自然に人の心にこびりついているの で、被害者を批難する当人たちは差別主義者だとも気づかない。伊藤 さんの事件でも同じことが起こってますが、ホラーです。 被害者の美咲と教授のシーンには救われますが、それでもこれからを 思うと胸が痛みます。少しでも癒されているといいですが。 ただ、かなりの部分現実に即しているとはずですが、それでも小説だ ということは念頭に読まれるといいと思います。自分がいつでも弱者 になりうるということを念頭に。 あと気になったのは若者がこんな言葉回しするか??というところが ちらほら見えますが、そこら辺は作家のポリシーなんでしょう。 オススメです。