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「考えるってどうすること?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?▼本書では、「考える」とはどういうことなのか、どうすればもっと上手に考えられるようになるのかを、心なごむ絵とともにやさしく解き明かします。たとえば、なぞなぞを解くことが哲学のきっかけになっていたり、なにげなく見ている夜空の星から「問題」の本質が見えてきたりするーーそんな、身近な例をたくさんあげて、「考える」ということの本質に迫ります。また、身近な話題だけでなく、論理学によって、よく言われる「論理的に考える」ということは、実はできないということも証明します。▼見えているものをそのまま見ているだけでは考えることはできません。無知や無秩序からは問いは生じないからです。見えない枠組をはずし、いろんな知識をもち、いろんな理論を引き受けるからこそ、多くのことを鋭く問い、考えられるようになるのです。▼本当の「考える力」が身につく哲学絵本。 [1]「考える」って何をすることだろう [2]問いのかたち [3]論理的に考えるだって? [4]ことばがなければ考えられない [5]見えない枠 [6]自分の頭で考える?
レビュー(140件)
自然に読める
小学生の息子の夏休み用に購入。 左びらきの横書きでしたが、 内容はわかりやすかったようです。
某建築家の方が大事にしている本だということで 購入しました。
考えることについて考える!?
考えることについて、考えさせられる本でした。 「考える」って いったい・・・
説明しようがありませんが、非常に考えさせられました。
楽門
自分よりちょっと優れた人のことは優れていると判るが、ある程度以上差がつくと、自分よりバカと思ったり、あるいは、自分との差はそんなにはないと思ってしまう。 -世の中にはそんな人も結構多いようだ。 点数にはっきり差がつくスポーツやゲーム---とは違う世界ではこのような勘違いは希ではないように思う。 この著者は、現状でもまだまだ正当に評価されないでいる人なのだと思う。