国宝、重要文化財はもちろん、身近な文化財も私たちの生活にきわめて重要な意味を持つ。容易に失われてしまうそれらを、〈ものつくり文化〉とともに守り、つないでゆくには? 保存と活用とのあいだで揺れる文化財の過去と現在、未来と希望を、第一人者が語り尽くす。世界にも稀な文化財の宝庫日本を、真の「文化の国」へ。
はじめにーー水、空気、そして文化財
1 日本は文化財の国である
一 今、なぜ「文化財」なのか?
二 「文化財」の誕生
2 「文化財保護法」と日本文化
一 「文化財保護法」誕生まで
二 「文化財保護法」の歴史と未来
三 「災害頻発時代」の文化財ーー未来に向けた取り組みを
3 保存・継承、そして活用
一 保存と活用の矛盾を越える
二 価値を見きわめるーー文化財保存科学の挑戦
三 「何も足さない、何も引かない」は可能か?--修理を深く考える
4 「複製」は日本文化を支える
一 「複製」とは何か?
二 「複製」の可能性
三 追体験がひらく新たな文化の地平
5 これからの日本文化のために
参考文献
おわりに
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