精神医学外伝
: クリスティアン・ミュラ-/那須弘之(1926-)
精神医学の歴史の中には、ほとんど知られていない数多くの興味深い逸話がある。これらは医学史の客観的な記述や分析からは到底得られない。本書は、精神医学史におけるこのような容易に得られない話、一風変わった話などに光を当てたユニークな逸話集である。ピネル以前における精神病患者への人間的かかわり、コノリーの『非拘束』の真実、フロイトと精神科医たちとの出会い、ロバート・ムージルのローマ精神病院の描写、チャップリンの分裂病の母への思い、薬物その他治療法の精神科医自身による自己実験…等々、70を越える逸話が盛られている。
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