メカノバイオロジーや再生医療に欠かせない、「細胞を対象とした力学」の解説書。
本書では、細胞の物理的・力学的性質に重点をおき、細胞の基本的な構成要素(ソフト材料)から全体(複合材料)へと解説を進めている。実験と理論の両面から平易に説明し、生物系や物理系、工学系いずれの読者にとっても、応用に役立つ結果がよくわかるよう配慮がなされている。特に、近年研究が進んできた「ゆらぎ」に対する応用は、ほぼすべてのトピックを通じて扱っている。
重要性が増している学際的な分野について、幅広い知識が見通しよくまとめられた、充実の書籍である。
第1章 イントロダクション
第2章 ソフト材料と流体
第I部 ロッドとロープ
第3章 ポリマー
第4章 複合フィラメント
第5章 2次元のネットワーク
第6章 3次元のネットワーク
第II部 膜
第7章 生体膜
第8章 膜の波打ち
第9章 膜間力と静電力
第III部 細胞の全体
第10章 もっともシンプルな細胞
第11章 動的なフィラメント
第12章 成長と分裂
第13章 信号とスイッチ
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