【輸入盤】クラヴサン小品集 第1巻 フェルナンド・デ・ルーカ(チェンバロ)(2CD)
: ボーヴァルレ=シャルパンティエ(1734-1794)
ルイ王朝後期のチェンバロ音楽の発展を伝える録音
ジャン=ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ:クラヴサン曲集第1巻(2CD)
フェルナンド・デ・ルーカ(チェンバロ)
知られざる作曲家たちの良作を次々に世に問うフェルナンド・デ・ルーカの最新作は、後期チェンバロ音楽の発達した表現力を伝えるアルバム。ここではお気に入りのブランシェ・モデルを使用。ブックレット(英語)には、デ・ルーカによるボーヴァルレ=シャルパンティエについての解説が掲載されています。
フランス革命前の数十年間は宝の山
フランスのチェンバロ(クラヴサン)音楽は、バロック期のものについてはマイナーな作曲家の作品もよく演奏されるようになってきましたが、フランス革命前の数十年間、前古典主義ともいわれる時期の作品についてはまだ知られていない作品が数多く眠っています。
知られざる作曲家
今回登場する、ジャン=ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ[1734-1794]は、幼い頃から音楽を学び、1759年にはパリのコンセール・スピリチュエルで自作を演奏したこともありましたが、1763年にオルガン奏者でオルガン製作者でもあった父が亡くなるとその後を継いでリヨンでオルガン奏者として活動。1771年にはパリのサンポール教会のオルガン奏者となり、1777年にはサンテロワ教会の職も兼任し、1783年にはノートルダム大聖堂でも演奏するようになります。
クラヴサン曲集第1巻
1770年頃に出版されたこの曲集は、各作品に名前がつけられた16曲の表題的な音楽を集めたものです。自作の協奏曲を演奏するなど「コンセール・スピリチュエル」とも関わりのあったボーヴァルレ=シャルパンティエだけに、ソロとオーケストラを思わせるような厚みのある書法も投入しており、その強弱の使い分け、緩急自在な表現はチェンバロの表現力をフルに引き出したものと言えそうです。
開拓者 フェルナンド・デ・ルーカ
これまで、フーケ(2CD)、デュフォー(2CD)、ジョラージュ(1CD)、モワロー(7CD)、グラウプナー(14CD)、ニコラ・シレ:クラヴサン曲集(2CD)、ヘンデルなどのマニアックな曲集で高い評価を獲得しています。
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演奏者情報◆ フェルナンド・デ・ルーカ (チェンバロ)
1961年、ローマで誕生。9歳の時にはすでにバロックのイディオムで作曲をおこなっていたというデ・ルーカは、14歳でローマ・サンタ・チェチーリア音楽院に入学し、オルガンとピアノなどを勉強。続いて、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂のマエストロ・ディ・カペラであるドメニコ・バルトルッチに弟子入りして宗教音楽と対位法、即興演奏、作曲を学び、1992年にはチェンバロをパオラ・ベルナルディに師事。
その間、1989年には、17世紀後半から18世紀初頭のイタリア音楽を専門とする音楽アンサンブル「Et in Arcadia Ego」を設立するなど、ソリスト、アンサンブル奏者として活動し、最近ではバロック風の衣装で演奏したりもしています。
CDは、Brilliant Classics、Urania、Da Vinciなどから発売。
トラックリスト (収録作品と演奏者)ジャン=ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ [1734-1794]
CD1
◆ クラヴサン小品集第1巻
1. 「ラ セシル」アレグロ 6:38
2. 「ラ・デマルニョーラ」 6:03
3. 「ラ・ヌーヴェル」アレグロ 8:03
4. 「ラ・シラン」(アリア) 6:27
5. 「ラ・カスカステル」プレスト 6:47
6. 「ラ・シュザンヌ」アレグロ 2:44
7. 「ラ・レモン」(アリア)アレグロ 8:01
8. 「ラ・ペスタロジ」アンダンテ 5:21
CD2
◆ クラヴサン小品集第1巻
1. 「ラ・ピトラ」アレグロ 5:50
2. 「ラ・トゥーレット」アレグロ 3:47
3. 「ラ・ブレソル」(アリア) 5:26
4. 「メヌエット I/II」
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