月刊剣道時代に昭和61年8月号から昭和63年12月号にわたって連載された「師範室閑話」を連載当時のタイトルと内容を見直して再構成してまとめて平成3年発刊。発刊の際、「桜田余聞」を追加収録したが、筆者が平成2年秋、歴史探訪中に偶然に得た資料による。この話は当てっこの竹刀剣道をとやかく言われている昨今、戦闘の生々しい記録は現代の剣道家に参考になるだろう。この度のオンデマンド出版にあたり新装版として復刊。
一、全剣連誕生秘話: 戦後、剣道は禁止されたが、その暗黒時代を乗り越え、復活に情熱を傾ける人々がいた
二、浮木: 一刀流の極意「浮木」とはどんな技か……
三、かすみ: 上段に対抗し得る「かすみ」について説く
四、機会と間合: 七段、八段の段審査における落とし穴を解明
五、妙義道場 郷土訪問秘話: 妙義道場一行が郷里・上州(群馬県)を訪問。道中、持田盛二師範の清廉な人柄を物語るエピソードが……
六、審査員の目: ある地方で老九段が稽古後、静かな口調で話す
七、斎村先生と持田先生の教え: 警視庁にも中には癖のある剣士がいた。そこで斎村、持田の両範士はどう指導したか
八、古老の剣談: 修道学院(高野佐三郎)と有信館(中山博道)の門閥解消に努力した人
九、ある故人の話を思い出して: 荒天の日の尚道感道場。晩年の斎村五郎範士と小野十生範士が余人を交えず剣を合わす
十、小川範士回顧談: 剣と禅の大家、小川忠太郎範士は二十代の前半、三十歳で死んでもいいとして、捨て身の修行をする
十一、桜田余聞: 桜田門外で井伊大老を襲ったのは、元水戸藩士十七名と元薩摩藩士十一名。其の攻防を活写し、逸話も紹介
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