水野先生の資本主義の終焉シリーズはいつも興味深く読んでいます。グローバリズムに反発する国家主義とそれに伴う民主主義の毀損が懸念される現在の世界情勢です。根底には極端な所得格差の顕在化と暴走があります。今は良いかもしれないけれどいずれ破綻が来ることは明らかです。,著者については「左派の論客」の先入観がありましたが、平成時代の政治に対する批評に終始せず広義的に背景を洞察されており理解しやすい内容と感じました。資本主義経済に今後どのような動態変化が訪れるのか、終わりの始まりはどのようなものになるのか未来に向けて考えさせられます。
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水野先生の資本主義の終焉シリーズはいつも興味深く読んでいます。グローバリズムに反発する国家主義とそれに伴う民主主義の毀損が懸念される現在の世界情勢です。根底には極端な所得格差の顕在化と暴走があります。今は良いかもしれないけれどいずれ破綻が来ることは明らかです。
著者については「左派の論客」の先入観がありましたが、平成時代の政治に対する批評に終始せず広義的に背景を洞察されており理解しやすい内容と感じました。資本主義経済に今後どのような動態変化が訪れるのか、終わりの始まりはどのようなものになるのか未来に向けて考えさせられます。