いま、村上春樹が語り始めるーー小説家は寛容な人種なのか……。村上さんは小説家になった頃を振り返り、文学賞について、オリジナリティーについて深く考えます。さて、何を書けばいいのか? どんな人物を登場させようか? 誰のために書くのか? と問いかけ、時間を味方につけて長編小説を書くこと、小説とはどこまでも個人的でフィジカルな営みなのだと具体的に語ります。小説が翻訳され、海外へ出て行って新しいフロンティアを切り拓いた体験、学校について思うこと、故・河合隼雄先生との出会いや物語論など、この本には小説家村上春樹の生きる姿勢、アイデンティティーの在り処がすべて刻印されています。生き生きと、真摯に誠実にーー。
レビュー(156件)
非常に読みやすい
ある動画で、怒りのコントロールをうまく言語化している本として紹介されており、購入しました。 村上春樹氏の本を読んだこともなく、興味も持ったこともありませんでした。 小説家とは言うのはどういうものかを語っている本ですが、全ての分野に繋がるスキルや物事のとらえ方、対処の仕方なども語られ、学び多き本でした。小説家を志していない私でも、とても興味深く読むことが出来ました
著者のファン、小説を書こうと思ってる人には有益な作品だと思う。
村上春樹氏が自分自身を語った傑作エッセイ
本書は、あまり自分自身を語ることがない村上春樹氏が「小説家」としての自分自身を語った貴重な書です。これまで出版された長編や短編を書く時の姿勢や、人生の中で出会った貴重な人々との会話んどが織り交ぜられ、すばらしいエッセイとなっています。村上ファンにはたまらない一冊です。
発売日: 2016年09月28日 著者/編集: 村上 春樹 出版社: 新潮社 発行形態: 文庫 ページ数: 352p ISBNコード: 9784101001692