定期的に来る回顧ブームや、低成長時代の反動もあいまってか、いままた「昭和」「レトロ」が高い人気を得ている。全国の各地にレトロな暮らしを再現する博物館があり、博物館では昭和の生活を回顧する企画展が開催されている。なかでも当時の家電は「レトロ家電」「昭和家電」などとよばれ、シンプルさや高いデザイン性、ユニークなかわいらしさから、若年層にも人気が高い。
家電製品が日常的に使用されるようになったのは戦後、昭和20年代からで、高度経済成長の波に乗り、昭和40年代までの約30年で大きな進歩を遂げた。この本は身近な家電製品がどのように登場し、発展して、庶民生活の中で親しまれてきたかを、町田忍氏が所蔵する実物や貴重な広告・カタログ等の膨大な資料を探索しつつ、時代背景や関連エピソードなども多数掲載しながら、興味深く説き明かしてゆく。
●「テレビ」前史、街頭テレビ、テレビと銭湯、家具調テレビ、カラー放送開始、懐かしのテレビ番組など
●「洗濯機」洗濯板から電気へ、進歩する洗濯方式、丸形から角形へ、脱水機の発展、一槽式から二槽槽式へ
●「冷蔵庫」氷から電気へ、2ドアから1ドアへ、鍵付き冷蔵庫、食事の変化
●「掃除機」
●「キッチン家電」コンロ、電気釜、トースター、ミキサー、電気ポット、電気鍋、電気フライパン
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