太宰文学を改めて読み返しています。 人間失格など有名作品だけではもったいない。 こちらの短編集にはたくさんの輝く言葉が詰まっています。 お勧めです。,表題作が一番面白い。女性の気持ちがよくわかる…というか、わかりすぎて怖いくらい。,中学生の頃夢中で読んだ太宰治、久しぶりにまた読みたくなって、でも長編を読む体力が無くて短編集を購入しました。 短編、どれも面白いです。,太宰といえば長編小説の名が思い浮かぶでしょうが、多くの短編集を読んでもらいたいです。時代を超えた、人の心模様、それを描くのに抜きん出た才能があった作家は、漱石と太宰が筆頭にあげられます。 よく、「太宰に熱中するのは、若い頃のいわばハシカみたいなものさ…」と、のたまう大人がいます。常套句ですね。そう言う人は、人生をとにもかくにも乗り切って(一応)安定した生活を日々過ごしている人です。 「太宰なんて、女々しい作家って大嫌い」。これは女性に多いですね。弱音をはくのを潔しとしない。頑張るのを信念としているゆえ、そうした感想しか持てないのかどうか。 けれど長い人生、自分の力では及ばぬ過酷な事態に直面するもの。今まさにそうですよね。自分や他者の心に、どうしようもなく鈍感になれない人こそ、太宰を読んでもらいたいです。,今まで太宰作品は「人間失格」と「斜陽」くらいしか読んだ事がなかったのですが、 この短編集、とても面白かったです。 これを機に他の作品も読んでみたいと思います。
レビュー(121件)
永遠の太宰文学
太宰文学を改めて読み返しています。 人間失格など有名作品だけではもったいない。 こちらの短編集にはたくさんの輝く言葉が詰まっています。 お勧めです。
表題作が一番面白い。女性の気持ちがよくわかる…というか、わかりすぎて怖いくらい。
短編集
中学生の頃夢中で読んだ太宰治、久しぶりにまた読みたくなって、でも長編を読む体力が無くて短編集を購入しました。 短編、どれも面白いです。
短編集は、どれも秀作揃い
太宰といえば長編小説の名が思い浮かぶでしょうが、多くの短編集を読んでもらいたいです。時代を超えた、人の心模様、それを描くのに抜きん出た才能があった作家は、漱石と太宰が筆頭にあげられます。 よく、「太宰に熱中するのは、若い頃のいわばハシカみたいなものさ…」と、のたまう大人がいます。常套句ですね。そう言う人は、人生をとにもかくにも乗り切って(一応)安定した生活を日々過ごしている人です。 「太宰なんて、女々しい作家って大嫌い」。これは女性に多いですね。弱音をはくのを潔しとしない。頑張るのを信念としているゆえ、そうした感想しか持てないのかどうか。 けれど長い人生、自分の力では及ばぬ過酷な事態に直面するもの。今まさにそうですよね。自分や他者の心に、どうしようもなく鈍感になれない人こそ、太宰を読んでもらいたいです。
今まで太宰作品は「人間失格」と「斜陽」くらいしか読んだ事がなかったのですが、 この短編集、とても面白かったです。 これを機に他の作品も読んでみたいと思います。