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“廃墟テーマパーク”にそびえる「兇人邸」。班目機関の研究資料を探し求めるグループとともに、深夜その奇怪な屋敷に侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは、無慈悲な首斬り殺人鬼だった。逃げ惑う狂乱の一夜が明け、同行者が次々と首のない死体となって発見されるなか、比留子が行方不明に。さまざまな思惑を抱えた生存者たちは、この迷路のような屋敷から脱出の道を選べない。さらに別の殺人者がいる可能性が浮上し……。葉村は比留子を見つけ出し、ともに謎を解いて生き延びることができるのか?! 『屍人荘の殺人』の衝撃を凌駕するシリーズ第三弾。
レビュー(412件)
前作同様、面白かった。ラストでまさかの人物が登場したので早く続編が読みたい。
シリーズで読んでます。今回もおもしろかったです。
作者の自己満足
館物のミステリーの場合、作者が思っているほど読者はその情景や描写を脳内変換できていません。 この作品が最たるもので、私は文中のありとあらゆる情景描写が脳内に映像として変換できませんでした。 従って中盤以降は完全に流し読みで、自分にとっては非常に残念な作品となりました。 綾辻行人をはじめとするかつての館物は、もっと強烈に頭に入ってきたのですが・・・。 加えてあまりにも奇を衒った舞台設定も興ざめの一言。 これが「このミス」上位にランクインするということは、私と世論とが乖離してきているにでしょう。
買ってミス
神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子は、廃墟のテーマパークに聳える屋敷に侵入する。そこには身長3メートルもあろうかという巨人が居て、来た者は殺され、首を斬られる。二人と同じく内部に入り込んだ面々は、それぞれ利害と疑いが絡み、その果て……よくも考えた荒唐無稽ミステリ。現実離れしすぎて、読むのに疲れた。これがシリーズ累計100万部突破とか。文学の将来はどうなる?
前作に続き面白かったです、あっという間読み終わりました。