かつて中学の校長だった東昇平はある日、
同窓会に辿り着けず、自宅に戻ってきてしまい、
心配した妻に伴われて受診した病院で
認知症だと診断される。
昇平は、迷い込んだ遊園地で出会った幼い姉妹の相手をしたり、
入れ歯を次々となくしたり、
友人の通夜でトンチンカンな受け答えを披露したり。
妻と3人の娘を予測不能なアクシデントに巻き込みながら、
彼の病気は少しずつ進行していく。
そして、家族の人生もまた、少しずつ進んでいく。
認知症の父を支える妻と娘たちが過ごした、
あたたかくも切ない、お別れまでの10年の日々。
中央公論文芸賞、日本医療小説大賞のW受賞作!
レビュー(133件)
考えさせられますね。いつかは我が家もこういうときが来るかと思うと、せつないです。
認知症になった昇平と、その家族を描いた連作短編集。始めのうちは症状も軽く、娘や孫がメインの話に昇平が少し出てくる程度で、話も割とほのぼのしています。しかし、徐々に症状が進んでいき、家族も大変になっていく。妻が、自分より昇平を一番に考えていて、立派だけど、認知症患者の妻はこうあるべき、と言われているようでちょっとしんどかったです。
まだ読んでいないので、分かりませんが、レビューが良かったので、楽しみにしています。
おススメに出てきてあらすじを読んで気になったので購入し一気に読みました。 普段湊かなえさんなどを読むので物足りないかな?と思ったけれど、昨年認知症の祖母を亡くしたので一家族になった気持ちで読めました。 もし、今後身近な人が認知症になった時参考にもなります。 映画化、どのようになるのか楽しみです。
切ないけれど、面白い、一気読みでした。 読後も色々考えたり。 映画化とのこと、ちょっと見てみたいです。