目に見えない小さな花粉が、隠された真実を暴きだす。
「パット・ウィルトシャーさんですか?」
さまざまな経験を積み、五十代になった花粉学者にかかってきた一本の電話が、彼女の人生を変えた。警察の捜査に協力するなかで、彼女は試行錯誤しながら、花粉や胞子、菌類、微生物、土など自然の痕跡を利用して事件解決に導く「法生態学」という画期的な分野を編み出していく。
死体や衣服、車に残された花粉や菌類を手がかりに、どのようにして殺害場所や時刻を特定し、消えた死体のありかを発見し、犯人の嘘を見破るのか? 数々の難事件の真相究明に貢献したイギリス法生態学のパイオニアが語る、波瀾万丈の人生と科学捜査の奥深い世界。
第1章 開幕
第2章 探す、そして見つける
第3章 過去の代理
第4章 表面からは見えない場所
第5章 対立、そして解決
第6章 「あなたはその場所にいましたね」
第7章 クモの巣
第8章 死に潜む美
第9章 敵と味方
第10章 最後のひと息
第11章 「空っぽの器」
第12章 毒
第13章 痕跡
第14章 終幕
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