南の島のラブソングあらすじ 陽二は大阪の機械関係の会社で、設計部門で仕事をしている、五十歳を過ぎた陽二は、仕事の上でも休みが取れる存在になっている。 この度のゴールデンウイークに妻の従兄姉達が住んでいる、徳之島へ単身旅行に出掛ける。 妻は町内の奥様方の付き合いで観光旅行である。 その事を良い口実に単身旅行が手に入った訳である、この様なチャンスにはめったに巡り合えるものではない。 単身旅行に出掛ける目的は、勿論、徳之島の観光地を見学する事であるけれど、それと妻の従兄姉達に面会する事も目的の一つである。 しかし陽二は、若い頃に徳之島の歴史に興味を持って、一度徳之島訪れた事がある、その時ほんの数日間に燃える様な情熱を注いだ人、その人に会うのが一番の目的である、しかしその人〔重本カナ〕とは、この三十年間も音信不通であった。 徳之島空港へ降り立った陽二は、ままよと空港から真っ直ぐに伸びた道を従兄姉の家に向かってひたすら歩く、そして黒毛和牛との出会い、初対面の従兄姉との顔合わせ、そして待ちに待ったカナとの再会、その上想像もしていなかった娘、陽子との名乗り合い、カナとの出会いから、カナの姉、そして母、カナの祖父の事、カナを取り巻く人々とのふれ合い等、離島の暮らしの厳しさと、人情あふれる島の人達の暖かさを感じながら陽二の心情を書いています。 〔徳之島は九州と沖縄の中間辺りに位置し、観光客も素通りしてしまう、また島の特産物も、これといって特別に宣伝する程の物も無く、そんな島の役場の人との交流を通じて、観光客誘致の一助になればと、この物語を書きました〕
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