離婚しても親子の関係,親同士の関係は続きます。しかし日本では,一方に子育ての負担がかたよりやすく,もう一方はなかなか子どもに関われず養育費を支払うモチベーションも保てない,なんてことになりがちです。離婚・別居後も元夫婦で子育てに取り組む方法が選択肢としてあれば,それは子どものためにもなるでしょう。
本書は,離婚・別居後にわだかまりを抱えた元夫婦やカップルが,専門機関の力も借りながら共に子育てを継続する方法を,豊富な事例を交えながら紹介します。
第1章 子どもがいて離婚を悩んでいる人が知っておくべき3つのこと
第2章 共同養育ってなに?
第3章 三方よし! 離婚後、両親が子育てに関わると子どもも親もいいことだらけ
第4章 子どもも親も幸せな未来のために、争わずに離婚の話し合いをするコツ
第5章 もめずに実践したい! 共同養育の取り決め&相手との関わり方のコツ
第6章 フェーズ別具体的な共同養育のケース紹介
第7章 こんなときどうする? シチュエーション別Q&A
第8章 離婚家庭で育った子ども当事者へのインタビュー
レビュー(2件)
タイトル通りかなり実践的な本。
本書はタイトル通り、かなり「実践」的な本だと思う。著者が現場で当事者たち(別居親、同居親の両方)と接するなかで培っただろう「ノウハウ」が、これでもかと惜しみなく書かれている。 当事者の私はこの本で、誰かを頼ることの大切さ、つまり(元)夫婦の間に入ってくれるひとを見つけることの大切さを教えてもらった。本書で示される方法は、裁判所で弁護士や調停委員が示すような解決策とは別次元なので、離婚に悩む当事者の「ものの見方」の引き出しは確実に増えると思う。 子どもを真ん中に置いた(元)夫婦の関係構築は、スパッと割り切れるような解決策はなく、本書に登場する多くの当事者が示すように、長期的なものとなりそうだ。本書はそこに向かう心構えも、(別居親や同居親などの立場を問わず)つくってくれると思う。