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怪異収集家の准教授・高槻彰良と、その助手で嘘を聞き分ける大学生・深町尚哉のもとに、「学校の怪談」の調査依頼が舞い込んできた! どうやら、町の小学校で「コックリさんの呪い」なる噂があるらしい。児童たちは、コックリさんが教室のロッカーに棲み付いたと信じており、 PTAを巻き込んだ騒ぎになっているようだ。噂の真相を2人は見抜けるか……?--「学校には何かがいる」 大学は文化祭の季節。周囲が浮き立つなか、尚哉は自分の特異な能力のせいで、誰とも打ち解けられずに孤独を感じる。 ある日、ひどく熱を出し寝込んだ尚哉。回復し、文化祭に参加したところ、自分の耳に異変が起こっていることに気づき動揺する……。 そんなさなか、有名女優から、スタジオに現れた幽霊の調査依頼が舞い込んで!? 尚哉に起こった異変とは?--「スタジオの幽霊」 高槻と尚哉のもとに、あるサラリーマンの男性が相談にやってきた。聞けば、高齢の両親が、近所に住む少女を「まな様」と呼び崇めているのだという。 お守りとして両親が飾っている「まな様」の描いた絵は、どこか奇妙だった……。 高槻と尚哉、そして友人の警官・佐々倉は、調査のため奥多摩に出向く。そこで彼らが見た真実とは。--「奇跡の子供」 尚哉の耳に異変!? 高槻の過去が語られる!? 目が離せない驚きの第2巻!!! 読まない手はない! ハマる人続出。今、売れに売れています! イラスト/鈴木次郎 第一章 学校には何かがいる 第二章 スタジオの幽霊 第三章 奇跡の子供
レビュー(68件)
高槻先生に教わりたい
子供の時の不思議な体験から嘘を聞き分ける耳を持ってしまった尚哉が、いつも『本物の幽霊』に会いたがっている不思議だけどイケメンな民俗学の准教授高槻の助手をしながら2人で挑む民俗学ミステリ2巻目。嘘を聞き分ける力がある時無くなったことに気づき嬉しくもあり、反面高槻のそばに居られなくなるのではないかと不安に思ったり。そんな尚哉の気持ちをくんだ高槻のセリフ『僕が君を手放すわけがない』にグッと来ました。3巻目も読むのが楽しみです。
非常に面白いので、1冊目を読み始めてすぐに続きを注文しました。 一気に読んでしまいそうです。
お気に入り
怪異収集家 准教授 高槻と、バイトでその助手をつとめる 嘘を聞き分ける耳を持つ大学生 尚哉。 二人の元へ、様々な怪異の調査依頼や相談が舞い込んでくる…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『准教授・高槻彰良の推察』第2巻です。 第1章 学校には何かがいる 第2章 スタジオの幽霊 第3章 奇跡の子供 から成ります。 『スタジオの幽霊』では、尚哉に耳に異変が…。 嘘が聞き分けられなくなってしまうのです。 この章では、怪異云々よりも、二人のやりとりに心惹かれました。 もしかしたら、私は、「ミステリー」としてではなく、「人間ドラマ」として、このシリーズ本を気に入ってるのかもしれません。 二人だけでなく、佐々倉や 難波や 瑠衣子。 彼らとのやりとりの中で、少しずつ変わっていく尚哉を見守って(?)いる自分がいます。 また、『奇跡の子供』の中で、少しずつ明らかになっていく 高槻の謎めいた過去。 その過去を踏まえて 今を生き、尚哉に接する高槻に、胸のどこかがギュッと締め付けられるような…、そんな自分もいます。 もしかしたら、私、かなり 持って行かれているのかも…。
民俗学ミステリー
尚弥の耳の能力が無くなった?少しずつ2人の距離が近づくドキドキ感が楽しめる。人の手によるものなのか、あやかしなのかを追う過程が面白い。結局1番恐いのは人なのかも、と思ってしまう。
1に続きこちらも大変面白いです。不思議な物語は大好きで次の巻が出るのが楽しみです♪