愛すべき悪童トムと、自然児ハックの繰り広げる光と生命にみちた少年の日々。海賊ごっこや宝さがし、そして、痛快無比な二人のいたずらは、いまでも子どもたちの憧れの的です。さまざまな冒険をくりひろげながら毎日をすごす彼らですが、恐ろしい殺人事件に巻き込まれてしまうことになり……。マーク・トゥエインの少年時代が色濃く映しだされたこの物語は、繊細な子どもたちの心のひだも鮮やかに描き出します。小学校上級以上。
【出版社より】
作者マーク・トゥエインは、光と生命にみちた自身の少年時代をあざやかによみがえらせ、それを、アメリカ西部の「ほら話」やヨーロッパの悪漢小説を思わせるような自在な語り口で、いきいきと語りきります。トゥエインは、トムの相棒ハックを主人公とした『ハックルベリー・フィンの冒険』の冒頭でこんなことを書いています。「この物語に動機を見出さんとする者は告訴せらるべし。ここに教訓を見出さんとする者は、追放せらるべし。筋を見出ださんとるすものは射殺せらるべし」とにかく理屈抜きで、ぜひ、この無類に楽しい物語を読んでみてください。
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