コンピュータ関連技術が進歩する中、知覚心理学と認知心理学の知見を統合することが求められている。また、iPS等の細胞研究、MRI等による脳研究、生体リズム等の同期研究のような、現在の科学・学問の最先端の研究と相互作用をもつ必要が生じている。これまでの心理学の歩みをふまえ、その現在、将来を展望する。
旧版『認知心理学入門』ISBN:978-4-7608-3017-6
はじめに
第1部 知覚・認知心理学とは
1章 心理学の流れ
心とは何かの探求
心理学は弁証法的に発展してきた
2章 知覚・認知心理学の特徴
感覚情報の統合としての知覚
知覚と認知
認知心理学の特徴
第2部 心の情報処理モデルからのアプローチ
3章 感覚登録器(Sensory resister)
画像記憶
音響記憶
感覚登録器から短期貯蔵庫への情報の転送
4章 短期貯蔵庫(Short-term storage)
短期記憶研究の方法論
短期貯蔵庫の大きさ
短期記憶における符号化
5章 長期貯蔵庫(Long-term storage)
正確さの決定要因
記憶の曖昧さ
記憶の促進(Memory Improvement)
結語:情報処理モデルとしてのまとめ
第3部 知覚・認知心理学の基礎理論
6章 スキーマ理論(Schema Theory)
スキーマの特徴
「ウルトラセブン」理解におけるスキーマの関与
空間認知ーー地図読みとりの際のスキーマの利用
大人と子どものスキーマの使い方の違い
第一印象の強さについて
スキーマのまとめ
7章 意味ネットワーク理論
意味記憶からの情報検索
プライミング効果
8章 ワーキングメモリ
ワーキングメモリの提案
ワーキングメモリのモデル
ワーキングメモリのトレーニング
ワーキングメモリと感情
第4部 知覚・認知心理学の応用
9章 言語
言語学概観
言語音の認知と単語認知のメカニズム
言語理解のモデル
言語研究の今後
10章 思考
問題解決
意思決定
創造性
11章 シミュレーションとAI
シミュレーション
AI研究
第5部 さらなる発展に向けて
12章 教育現場への応用
英語学習
社会科学習
13章 臨床現場への応用
心理療法概観
認知療法
論理療法
14章 今後の展望
認知革命後の理論的発展総括
近接領域からの示唆
心理学の今後
結語
グロッサリ(Glossary)
人名索引
事項索引
参考文献
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