〈近代科学の祖〉の肉声
数々の科学史上の偉業を達成するも宗教裁判で弾圧された科学者は、いかなる交友関係を結び、いかなる研究活動を送っていたのか。
木星の衛星や太陽黒点をはじめとする天文学的新発見の熱を帯びた報告にはじまり、地動説の反対勢力に対抗して展開した、科学的真理と聖書解釈の関係の捉え直しをはかる革新的議論まで、ガリレオの知的活動の軌跡を立体的に浮かび上がらせる書簡を選び収録。詳細な訳注と略年譜を付す。
《〔……〕太陽が自然の最大の執行者として、そしてある意味で世界のアニマとして心臓として、太陽を取り囲む他の天体に光を与えるだけでなく、自転することによって運動をも与えていると言っても、しっかりした哲学的考察からかけ離れてはいないだろうと思うのです。ですから、動物の心臓の動きが止まれば、その諸器官の他のすべての動きが止まってしまうであろうのと同様に、太陽の回転が止まれば、すべての惑星の回転が停止してしまうでしょう。》
ヨハネス・ケプラーへの書簡1 (1597年8月4日)
オノフリオ・カステッリへの書簡 (1605年1月)
ヴェネツィア総督レオナルド・ドナートへの書簡 (1609年8月24日)
アントニオ・デ・メディチへの書簡 (1610年1月7日)
ベリサリオ・ヴィンタへの書簡1 (1610年1月30日)
ベリサリオ・ヴィンタへの書簡2 (1610年2月13日)
ベリサリオ・ヴィンタへの書簡3 (1610年3月19日)
ベリサリオ・ヴィンタへの書簡4 (1610年5月7日)
ヨハネス・ケプラーへの書簡2 (1610年8月19日)
ベリサリオ・ヴィンタへの書簡5 (1610年8月20日)
ジュリアーノ・デ・メディチへの書簡1 (1610年11月13日)
クリストフ・クラヴィウスへの書簡 (1610年12月30日)
ベネデット・カステッリへの書簡1 (1610年12月30日)
ジュリアーノ・デ・メディチへの書簡2 (1611年1月1日)
パオロ・サルピへの書簡 (1611年2月12日)
マッフェオ・バルベリーニへの書簡 (1612年6月2日)
パオロ・グアルドへの書簡 (1612年6月16日)
ルドヴィコ・カルディ・ダ・チゴリへの書簡 (1612年6月26日)
ベネデット・カステッリへの書簡2 (1613年12月21日)
ピエロ・ディーニへの書簡1 (1615年2月16日)
ピエロ・ディーニへの書簡2 (1615年3月23日)
クリスティーナ大公母への書簡
訳注
ガリレオ・ガリレイ略年譜
主要参照文献
イタリア文学におけるガリレオ/小林満
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