人類発祥の地アフリカ。強烈なリズムのドラムが鳴り響くアフリカ。そこに展開する神話の世界は大変魅力的で、キリスト教的あるいは東洋的な神話の世界と異なり、楽天的かつ人間的な豊穣の世界である。本書は、アフリカの諸部族の創世神話ー宇宙や人間生活のはじまりに関する物語ーを題材に、彼らの生活様式、思考方法、社会の仕組み、世界観などを探ろうとしたもの。まだほとんど知られていないアフリカの神話的世界の紹介としての意味はもちろん、人々の生きることの意味と神話とのかかわりをその背景・土壤との関連で捉えたものとして、恰好のアフリカ学、文化人類学入門であろう。
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