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<シリーズ累計180万部突破> 「八咫烏シリーズ」新章スタート! 新宿の片隅でたばこ屋を営む青年・安原はじめ。7年前に失踪した父から「山」を相続した途端、「山を売ってほしい」という依頼が次々と舞い込み始める。そこへ現れたのは、“幽霊”を名乗る美しい女。山の秘密を知るという美女に導かれ、はじめはその山の“中”へと案内される。 その場所こそは、山内と呼ばれる異界。人の形に変じることのできる八咫烏の一族が統治する世界だったーー 猿との大戦(『弥栄の烏』)より20年の時を経て、物語は現代の風景から始まる。 舞台は次第に「山内」へと移り、動乱の時代を生き抜いた八咫烏たちの今、 そして新たなる世代の台頭が描かれる。 第1部以上のスケールで展開される、傑作異世界ファンタジー。 第一章 逃避行 第二章 異界 第三章 貴族 第四章 地下街 第五章 慈悲 終章 置き土産 解説 瀧井朝世
レビュー(65件)
新章突入
新章になって、いきなりぶっ飛んだ内容で度肝を抜かれましたが、読み終えたあとはハラハラして次の物語について、考えさせられる。
始まりはまた、全然違うところに向かうのかと不安でしたが、ちゃんと山内の世界に戻ってきました。 時間が経過しており、その間に何があったのか、早く続きが読みたくてうずうずしています。 玉依姫あたりで脱落しなくて、よかったです笑
新章が始まり、またまた続きが気になります。
後追い勢なので刊行順ではなく、 「弥栄の烏」→「追憶の烏」→「楽園の烏」で読みました。 時系列の通りに読んでいかないとわけがわからなくなりそうで。 出来事の順番でいうと、追憶と楽園の間に最新の望月が入るのかな。 ちなみに途中の短編集は2冊とも未読です。 読みやすい文章なので勢いで読めるのですが、どうせあとで補完するならここ助長では?と感じる部分が多くなってきました。 弥栄読了以降ずっと奈月彦の前の真の金烏の行動原理がよくわからなくてひっかかったままなのですが。 はたして山神が手に負えないってだけで閉じてしまったのか、次世代に記憶が引き継がれなくなるのに?っていう。なにか他に考えがあったのではと思いつつ、もしかしてこのままスルーされたままなのかもしれません。 単と主のA面B面みたいな仕掛けは面白かったけど、あれは小さい世界の内だったからなのかな。 現状は山内が滅びに向かっているというのに、そのために私心なしで行動しているのが雪哉だけって。 まあ雪哉もたいがいだけど、他の頭の良いはずの登場人物たちが目先のことばかりで感情的すぎるしなんだかマヌケに見えてしまって。 どうせそのうち娘が返り咲いてハピエン♪なのでしょうけど。 個人的にこのシリーズは小さくまとまっている方が没入感があってよかったです。 世界観が広がった当初はおおってなりましたが、読み進めるうちになにもかもが中途半端で散漫に感じましたし。 今回の主人公であるはじめの覚醒もなんだか唐突に感じました。
アニメを観て迷いましたが、大人買いしました。