ぼく、いいたい ことが あるの
: ジャン=フランソワ・セネシャル/岡田千晶/小川仁央
しんじられない。おばあちゃんにもう会えないなんて。ふたりで行ったところ、いっしょに作ったもの、思い出がこんなにいっぱいあるのに……。流れる川のようにすぎていく時間のなかで、やっと言えた「さようなら」。大切な人とわかれる気持ちを、キツネの男の子に託して、あたたかく、包みこむように描きます。自分自身も「おばあちゃんに伝えたいことがあった」というカナダの作家の文章を、人気画家の岡田千晶さんが、かぎりなく愛らしいイラストで飾りました。静かな感動をよぶ作品。
レビュー(20件)
哀しくてもちゃんとお別れすること
表紙のキツネの子の背中が気になって、どうしても読んでみたかったのですが、絵本も発売からしばらく経つと入手しにくくなって困ります。 キツネの男の子がある朝大好きなおばあちゃんの家に行ったところ…というお話。霞がかかっているような絵のタッチで、思い出を手繰るような感覚になります。 おばあちゃんの死を受け入れつつ思い出は大切に保っていくキツネの男の子の姿に力付けられます。
励まされるかはタイミング次第
胸が苦しくなる。 大切な人との別れを経験した直後の人に贈ると、辛すぎて読めないかもしれない。 気持ちの整理がついた頃合いにちょっと読んでみようかなと思える作品と感じた。 購入に後悔はない。