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絵の具で描かれた青や黄色のまるが生き生きと動きまわり、絵本ならではの夢と感動をもたらしてくれる。作者が孫のために作ったという人間愛あふれる絵本。 この絵本の作者レオ・レオーニは長年アメリカで、もっとも活躍した芸術家の一人です。その多彩な創造力は絵画、グラフィック・アート、デザインの各分野で示されています。 1910年アムステルダムに生れ、29才でアメリカに渡りました。アメリカでは創作のかたわらすぐれたアート・ディレクターとして多くの仕事をし、賞も受けています。 こどもの本に初めて抽象表現を取り入れた作品として、歴史残る名作といわれるこの絵本は、レオーニが孫たちにお話をせがまれた時、ぐうぜん生れたものです。手近の紙に色をつけて次つぎに登場人物を創りだしながら、孫たちもレオーニ自身も夢中だったといいます。 アメリカでは、この絵本の、青と黄とが重なってまったく違った緑になるというテーマが、人と人の心の融和を暗示するものとして、おとなたちの間でも好評を博しています。
レビュー(228件)
3歳になったばかりの孫にはまだ早かったみたいです。 ただ、絵がお気に入りで自分でストーリー作りながら読んでます。 もう少し大きくなればわかるかな?
孫のアオ君に初めての絵本をプレゼントしたくて選びました
娘の誕生日プレゼントで購入。色に興味が出てきている所だったので、とても気に入ってくれています。紙の材質も触り心地が良いようです。
子供の頃に好きだった絵本を息子のために購入。5歳ですが楽しんで読んでいます。もう少し早く(3歳ごろ)に購入すれば良かったです。
あおくんときいろちゃんはとっても仲良し。ある日、あおくんはお母さんに留守番を頼まれますが、きいろちゃんと遊びたいあおくんはきいろちゃんの家に向かいます。残念ながらきいろちゃんは外出中。あおくんはきいろちゃんを探して歩きまわり、ついに出会います。ところが2人は一緒に遊んでいるうちに緑に変化。家に帰ると、あおくんの家でもきいろちゃんの家でも「うちの子ではない」と言われてしまい…。 購入したものの、娘に気に入ってもらえず数ヶ月本棚で眠っていました。ところが2ヶ月ほど前に文庫の方が保育園でこの本を読んでくれて楽しかったようで、娘は家でも「読んで」と持ってくるようになりました。どうやら文庫の方は絵本を読むだけでなく、青と黄色を混ぜると緑になるということもお話してくださったよう。色を混ぜ合わせると別の色になることを知った娘は、色々な色を混ぜて実験しています。