かつらの合っていない女
: レベッカ・ブラウン/ナンシー・キーファー/柴田元幸
誰も聞いてくれなかった 何度言っても。彼女が叫んで叫んで叫んだのは「狼」じゃなかった 叫んだのは彼女には言えないことだった。(「誰も」)
「絵を見て、文を読んで、また絵を見て・・・と往復していると、いつまでも抜け出せなくなるような呪縛力のある一冊である」(柴田元幸)。大胆な色使いを進めるナンシー・キーファーの絵と、奇妙なリズムや反復を使ったレベッカ・ブラウンの文章とが対話する、暗さとユーモアと烈しさに満ちた鮮烈な共作。
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