- 138
- 3.98
辞書の中から立ち現われた謎の男。魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はないー。「新解さん」とは、はたして何者か?三省堂「新明解国語辞典」の不思議な世界に踏み込んで、抱腹絶倒。でもちょっと真面目な言葉のジャングル探検記。紙をめぐる高邁深遠かつ不要不急の考察「紙がみの消息」を併録。
辞書の中から立ち現われた謎の男。魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はないー。「新解さん」とは、はたして何者か?三省堂「新明解国語辞典」の不思議な世界に踏み込んで、抱腹絶倒。でもちょっと真面目な言葉のジャングル探検記。紙をめぐる高邁深遠かつ不要不急の考察「紙がみの消息」を併録。
レビュー(138件)
何年か前に
初版の頃、読んだ記憶があり、その後改訂されていたので、当時を思い出しながら読みました。 後半のエッセイ部分も新解さんの解説で終わる方が、購入した甲斐があるかな、と思いました。 読み終えたらそのまま後輩にあげます。
新解さんの謎について
新解について、なかなか変わった見方があると思いました。
人に貸したら返ってきません。
一気に読み切りました。だいたい中身は断片的に知っていましたが、自分の少し旧い「新明解」をめくって見比べながら、また時には笑い声をたてながら読みました。文学部卒の若い社員が読んでいないと言うので「面白いよ。読んでみたら」と半分無理強い的に貸したら、まだ戻ってきません。
辞書はどれも同じ、と思うなかれ
『舟を編む』とは、全く異なる辞書にまつわるお話です。子供用を卒業してから買ってもらった初めての国語辞典は、『新明解国語辞典』でした。その頃は、そのユニークさに全く気がついていませんでしたが、今回本で読んで、何カ所も笑ってしまいました。動物園の説明などはかなり冷ややかな目で書かれており、ドキッとしました。食べ物に関しては、「うまい」等の表現が使われていて、かなり編集に携わった方の個人的感想が採用されていることがわかります。堅苦しい本ではないので、リラックスして読める本です。
笑える
笑いが我慢出来ないので、決して電車の中で読んではなりませぬ(T-T)