苦難の歴史を持つチェコの人びとに長く愛される、知恵と勇気に満ちた昔話を集めました。独特のぶきみな雰囲気がただよい、深い味わいや骨太の面白さが伝わります。きつねの導きで王子が宝物を手に入れる表題作、切り株の赤ちゃん「オテサーネク」、妖精にさらわれる「スモリーチェク」など、選りすぐりの24話。
題名のないお話
小さないえがあったとさ
オンドリとメンドリのお話
スモリーチェク
おやゆびこぞう
ペルニークのおうち
おじいさんの物々交かん
のっぽ、ふとっちょ、千里眼
イタチの王さま
三人の糸つむぎのおばあさん
火の鳥ときつねのリシカ
オテサーネク
見つかったお姫さま
十二の月
ものしりじいさんの三本の金色の髪
いじわるな妖精
水の主ヴォドニーク
かしこいお姫さま
知恵と幸運
金(きん)よりすごい塩
金色の髪かみのお姫さま
この世に死があってよかった
七羽のカラス
おわりのないお話
訳者あとがき
原典一覧
レビュー(5件)
チェコ在住の画家の出久根育さんの絵本や挿絵のファンということで購入しました。多く収められている挿絵(表紙以外にカラーがないのが残念)の雰囲気に加え、これまたチェコと深い縁のある訳者による「あとがき」で触れられたチェコの歴史に思いを馳せることで、何気ない物語の中にも深い趣を感じることができます。