【POD】リアルSFシリーズI「100年のワット」
SFには、科学性よりもエンターテインメント性を重視したものと、逆に、科学性を重視したものとありますが、本文は後者の部類に属するかと思います。そこで、よりリアルな科学的視点に基づくことを強調したいと思い、”リアルSF”と名打って、今日から近未来に渡る科学的課題をさまざまなエピソードを交えてシリーズで取り扱うことにしました。今回はその1作目にあたり、今日的に話題になっているAIロボットの問題を取り上げました。
主人公は「ワット」という名前のAIロボットですが、特徴は、世界で初めて人間のような「心」をもったロボットという点です。彼は人間のような心をもったことで、思いもよらない事件を引き起こします。それに対処するため、彼を創り出したハカセという科学者が一生振り回されることになります。しかし、そのことがノーベル賞を3回も受賞するような成果に繋がっていくのです。
その過程で、さまざまな人物が登場し、さまざまなエピソードが生み出されます。そして、彼らの考え、発する言葉が、今日ばかりでなく未来の人々に対する貴重なメッセージとなっているのです。
さらに言えば、文中に出てくる「AI銀行」や「AI心理学会」なども本文の出版と連動して設立されて活発な活動が開始されており、もう、未来が始まっているというところです。編者の意図するリアル性が一層高まっていると思います。
特に、十代の読者には、10年後の近未来が、今から始まっていることに気が付いてくださると望外の喜びです。
今回はAIロボットですが、ひきつづき、宇宙、地球温暖化、生命の進化、癌、食品安全の問題など、私達が日頃かかわりあっている科学的課題を取り扱っていく予定です。よろしくお願いします。
また、編者の出版活動動向に新しいニュースがありましたら、「リアルSFのススメ」というHPでご報告しています。
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