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シリーズ累計120万部突破! 『その女アレックス』のカミーユ警部、ただ一度だけの復活。 連続爆破犯の真の目的が明かされたとき、残酷で美しい閉幕が訪れる。 パリで爆破事件が発生した。 直後、爆破犯は自分であると警察に出頭した青年ジャンは、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金と無罪放免を要求する。 右腕のルイとともに事件を担当することになったカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが……。 『その女アレックス』のカミーユ警部が、ファンの熱い声に応えて、富豪刑事ルイ、巨漢の上司ル・グエン、猫のドゥドゥーシュらとともに一度だけの帰還を果たす。『その女アレックス』と『傷だらけのカミーユ』のあいだに挟まる「カミーユ警部シリーズ」第2.5作。 残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。
レビュー(68件)
他シリーズよりはページ数が少ないです。続編はもう出ないと思いますが、また読みたいシリーズです。
ヴェルーヴェン警部が復活
「傷だらけのカミーユ」で完結した「カミーユ・ヴェルーヴェン警部」シリーズが、2.5作目という形で復活した作品です。 ファンとしてはもう少し長い作品を読みたかったので、少々物足りない気がしますが、内容は良かったです。 爆弾魔の仕掛けた爆弾が爆発するまでの緊迫感のある展開や、ヴェルーヴェンシリーズに共通する「母親との関係」が織り込まれていて、引き込まれました。 橘明美さんの翻訳もとても良かったです。