「モノの見方」を変えることは、「世界」を変えることに等しい。しかし、「モノの見方」を変えることほど難しいことはない。私たちのモノの見方は知らず知らずに固定され、見たいものしか見なくなっている。ネット社会の情報技術はさらにその傾向を強めている。私たちの世界は変わらないどころか、どんどん凝り固まっている。
ランドスケープデザインで〈風景〉を変えようとしてきた著者は、風景の半分は人間の想像力に根ざした〈まなざし〉から生まれるため、人間の外側のデザインばかりを洗練させたところで、その効果はどこまでいっても半分しかないということを悟る。
そこで、人のモノの見方を変えること、すなわち、「まなざしのデザイン」を提唱し、方法論の構築を試みると同時に、実践的にワークショップやパフォーマンスをおこなうことで、〈まなざし〉を変えることから〈世界〉を変えるという冒険に挑戦する。
第1章 モノの見方を変える
第2章 まなざしを欺く
第3章 幻覚をあばく
第4章 風景を解剖する
第5章 日常を冒険する
第6章 風景を異化する
第7章 まなざしを交わす
第8章 芸術を機能させる
第9章 自分を発見する
第10章 無意識を見つめる
第11章 まなざしを結ぶ
第12章 まなざしは進化する
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